キカガク代表のブログ

機械学習や人工知能について書きます。たまにはプライベートも。

【第1回】機械学習・人工知能セミナーを開催しました

(※この記事は2017年2月1日に公開しました)

株式会社キカガクとしては初めての機械学習セミナーを開催し、今回は9名の方にご参加いただきました。

kikagaku.connpass.com

 

休日にも関わらず、ご参加いただき、必死に勉強される姿に講師側も刺激を受ける2日間となりました。

セミナー後には「早く続編を受講したい!」といった非常にありがたい声を多くいただきました。

初級編から一歩進んで各分野への実用例も踏まえた中級編のセミナーも現在準備中ですので、もうしばらくお待ち下さい。

それでは、機械学習セミナーの様子をお楽しみください。

 

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講師と受講者の方々で集合写真を撮影

 

 

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1日目は高校の数学の復習から始まり、最新のディープラーニングまで数式を書きながら学びます。

 

 

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代表のポリシー「数学は書いて覚えるもの」

 

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受講者の方もノートに書いて手を動かしてもらうことで、初心者にとっては難解な機械学習の数式を体に馴染ませていきます。

 

 

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みなさん、非常に真剣に取り組まれていました。

 

 

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機械学習は小さな疑問の積み重ねで挫折してしまうため、適宜質問を受け付けており、いつでも質問できる環境があります。

この距離感だからこそ「理解できる」と感じていただけると思います。

 

 

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キカガクのセミナーでは勉強面だけでなく、受講生の交流機会も大事にしており、受講生の方全員でお昼ごはんを食べます(昼食は弊社で無料でご用意しております)。

機械学習の勉強のつまずきポイントを共有しあったり、お互い励ましあう仲間が増えて嬉しいとの声もいただき、受講生の方に好評の企画です。

 

 

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2日目は機械学習のプログラミングを学びます。

講師がその場で一緒にコーディングしながら進めるため、一行一行理解していくことができます。

 

 

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実習の時間も多く設けており、実践的な課題に挑戦できる時間があります。

 

 

 

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わからない点はいつでも講師に質問でき、講師がマンツーマンでサポートします。

 

 

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最後には難解な数式やプログラミングを頑張った方々を讃え、ささやかながら弊社から本セミナーオリジナルの修了証をお渡ししています。

 

このように、みなさん必死に2日間勉強されていました。

「文系で高校数学が最後でした」「プログラミングは未経験です」という方が参加者の多くを占めるため、その点を心配されている方はご安心ください。

「独学で勉強してみたものの参考書を開いて数式を見た途端諦めてしまった」という方、ぜひこちらのセミナーを受講してみてください。

お待ちしております。

 

↑ 勉強会に関する日程や詳細はこちらから。

株式会社キカガクを設立いたしました。

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みなさん、はじめまして。

私は吉崎 亮介(よしざき りょうすけ)と申します。

 

この度、株式会社キカガクを設立し、その代表取締役社長に就任いたしました。

 

私自身、この株式会社キカガクを設立する前に、株式会社Caratの創業にも参画しており、2社目の立ち上げになります。

そう聞くと、かなり経験があるように聞こえるかもしれませんが、私は現在25歳であり、昨年の3月に京都大学大学院の修士課程を修了し、その後、ソフトウェアテストを行う会社に新卒入社したばかりです。

そのため、新卒1年目で辞め、会社を立ち上げ、そして2社目を立ち上げました。

まだまだビジネスマンとしては、基礎もできていない状態ですので、日々手探りであり、周りの方の協力をたくさん受けながら、ビジネスを展開できているといった状況です。

 

 

1社目の株式会社Caratを立ち上げた際に、なぜ起業するのか?といった問いに関する自分なりの答えをまとめ、かなり反響がありました。

carat-tech.hatenablog.com

 

これは母校である舞鶴高専から同窓会誌への寄稿依頼を受けて書いたものであり、これからの未来明るい後輩に刺激を受けてもらえればと、少し棘を残したままの文章や内容となっています。

 

 

では、2社目をなぜ立ち上げたのでしょうか。

前回は起業することを連々と書いておりましたが、2社目を立ち上げる必要はないはずと思われる方も多いと思いますし、私自身もそう思います。

 

今回に関しては、会社の中の事業方針です。

 

株式会社Caratとして作っていきたいプロダクトと、私自身が個人的にやっていた機械学習の教育事業を1つの会社としてやっていることを説明しているうちに、「結局、Caratって何の会社だっけ?」という状態になっているように感じました。

そのため、「株式会社CaratはC向けのプロダクト制作」に専念し、「株式会社キカガクはB向けの機械学習人工知能の教育事業やプロダクト制作」に専念することに決めました。

お互い、すみ分けがはっきりするとやるべきことが明確に決まったり、また、他の人に説明する際に自分自身で納得した答えで話すことができるようになりました。

いまでもCaratの2人とは一緒にシェアルームをしており、日々、お互いのビジネスに関してたくさん議論しあったりして、良い刺激を常に受けあっています。

 

 

それでは、「キカガク」として何をしていくかをお話します。

まず、「機械学習」という技術にこだわっていきます。

本来「機械学習」とは「手段」であって目的ではありません。

しかし、Web業界や製造業をはじめとし、様々な業界で役に立つ技術であることは間違いありません。

そのため、この「機械学習」の 導入 を本気で考える会社があっても良いのではと思っています。

この「導入」という言葉を非常に大事にしています。

機械学習は数学を勉強しただけでも使えない、プログラミングができるだけでも使えない。

なぜなら、ビジネスはトップダウンで進んでいくものであり、現場のエンジニアに作る能力があったとしても、ビジネスサイドの人間が価値を正しく定義できていなければ、結局使えるものが生まれないためです。

 

そこで、キカガクでは、それぞれの頭文字を取って、ビジネスにおける機械学習PDCAサイクルを包括できる事業を推進していこうと決めました。

 

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キ:教育(Plan)

カ:課題設定(Do)

ガ:学習モデル構築(Check)

ク:組み込み(Action)

 

まず知識がないと何ができるか把握できないため、一番最初にやるべきは「教育」。

そして、得た知識を元に機械学習を使って何をすると企業価値の貢献に繋げられるかを考える「課題設定」。

課題を決めると観測するデータを決めることができ、そのデータに関して解析を行うための「学習モデル構築」。

そして、解析にとどまらず、最終的なプロダクトにそのモデルを「組み込み」。

 

この流れができて初めて「機械学習」を現場で導入することができるのではないでしょうか。

 

キカガクでは、この現場への 導入 を真剣に考え、それを支援していけるような事業を展開していきます。

 

www.kikagaku.co.jp

 

 

みなさん、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

 

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