機械学習初心者向け参考書 Vol. 1 - 微分編 -
『機械学習・人工知能を勉強したいです!』というお話を頂いた際に、イントロダクションを抜きとすれば、まず『微分』と『線形代数』をしっかりと理解するのが一番の近道です。
ちなみに、『微分だけでなく、微積分じゃない?』と思う方もいらっしゃると思いますが、積分は『ベイズ統計』と呼ばれる数学的にも高度な機械学習の理論に手を出さない限り最初は避けて通ることができ、ゴールから必要最小限のコストで勉強するならば、『微分』だけで大丈夫だと思っています。
そして、まず読んでいただきたいのがこの一冊です。
スバラシク実力がつくと評判の微分積分キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!
- 作者: 馬場敬之
- 出版社/メーカー: マセマ
- 発売日: 2016/08
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
こちらの微分だけで大丈夫ですし、『ε-δ法』とかも最初から出てきますが、わからなければ読み飛ばしていただいて構いません。
最も大事なのは、『導関数の導出』です。
この本の中では、10ページ程ではないでしょうか。
これだけで大丈夫です。
あとは、ツールとしての微分ですので、(x^2)' = 2x とか、このあたりを導出しながら、暗記すれば大丈夫です。
あと、『合成関数の微分』。
これも絶対にできるようになってください。
おそらくページにして数ページ程度ですので、1時間ほどで習得できます。
そして、『ロピタルの定理』。
これは、複雑な関数の極限を考える上で最強のツールとなります。
これぐらいで大丈夫です。
キカガクのセミナーでは、高校の数学から機械学習に必要な微分まで90〜120分程度でお教えしており、文系出身の方でも『案外いけますね。』と言っておられるので、コツさえつかめば、そこまで難しくありません。
ぜひ、こちらの本で理解を深めてみてください。
- - -
本を読む前に最短でコツを掴んでおきたい!という方は、この本を含めた機械学習の数学(微分まで)の要点を最短6時間でお教えできるので、ぜひセミナーへお待ちしております。
『1日で機械学習の数学がまるっと学べるコース』はこちら ↓
『数学とプログラミングを2日間で学べるコース』はこちら↓